特定非営利活動法人 日本視覚障がい情報普及支援協会(JAVIS)
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第24回 東京障害者技能競技大会(アビリンピック東京)開催のお知らせ
障害のある方が職業技能を競い合う「アビリンピック(障害者技能競技大会)」は、働く力と技術の素晴らしさを社会に広め、障害者の就労促進と社会参加の推進を目的に開催されています。「Ability(能力)」と「Olympic(オリンピック)」を組み合わせた名称で、全国各地で開催されている大会です。
第24回東京大会は、令和8年2月14日(土)午前9時から午後3時30分まで、**東京障害者職業能力開発校(小平市小川西町2-34-1)**で開催されます。参加費は無料で、どなたでも自由に観覧できます。
競技種目は、ビジネス・IT・ものづくり・サービス分野など多岐にわたり、参加者は日頃の訓練や経験を生かして高い技能を披露します。主な競技には次のような種目があります。
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ワード・プロセッサ/DTP/表計算:パソコンを用いた文書・デザイン・計算処理の技能を競います。
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ホームページ/データベース:Web制作やデータ管理のスキルを発揮。
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オフィスアシスタント:事務処理や文書作成の正確さを評価。
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ビルクリーニング:清掃技術・衛生管理などの実務力を競う実践的競技。
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喫茶サービス:接客態度やサービス手順、マナーなどを審査。
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製品パッキング:梱包の精度と効率性を評価。
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ネイル施術/フラワーアレンジメント:美と技術を融合させた創造的競技。
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**パソコン操作(視覚障害者限定)やパソコンデータ入力(知的障害者限定)**など、障害特性に応じた競技種目も実施されます。
また、当日は会場内で物品販売やスタンプラリーなどのイベントも予定されており、来場者も楽しめる内容となっています。選手一人ひとりの真剣な姿を通じて、技能と努力の大切さを感じていただける一日です。
障害のある方の可能性と技術の力を体感できる「東京アビリンピック」。ぜひ会場へ足をお運びください。
詳しこと、パンフレットは以下のリンクをご参照ください。(外部サイトへリンク)

東京都世田谷区は、NPO法人、世田谷区視力障害者福祉協会と連携し、2024年4月1日よりUni-Voice Blindアプリの「プッシュ配信機能」を利用して、行政情報や災害情報、視覚障がい者関連の情報などを発信する事業を新たに開始しました。
世界水泳選手権2023福岡大会 大会ニュースを「耳で聴くWebポータルサイト」に掲載しました。

アクセスの仕方
ブラウザーで直接アクセスして聴く場合は、下のリンクから
スマホアプリ Uni-Voice Blindアプリで聴く場合は、次の手順をおこなってください。
1 スマホにUni-Voice Blindアプリをインストール
2「耳で聴くWebサイト」のアイコンをタップ
3「耳で聴くWeb」ポータルサイトのアイコンをタップ
4 ポータルサイトのカテゴリから「地域のお知らせ」までスクロールさせ、「世界水泳選手権2023福岡大会|耳で聴くウェブサイト版」を選んでタップ




2023年3月24日 参議院予算員会(第十四回)にて、塩田 博昭 参議院議員より音声コード(Uni-Voice)普及促進活動について、岸田内閣総理大臣、斉藤国土交通大臣へ質問されました。
塩田 博昭 参議院議員の質問の要約(一部抜粋)
障害者アクセシビリティコミュニケーション施策推進法が昨年の5月に施行されたことを踏まえ、国や自治体から公的な通知や広報、また年金、医療、各種の保険のお知らせ、公共料金の通知等に音声コードは必須で、もちろん封書の中身にも必要です。と説明があり、国や自治体からの公的な通知に音声コードの普及を早急に進めるように関係部署に指示をして頂きたいと岸田内閣総理大臣に質問をされました。
岸田内閣総理大臣の答弁(全文)
全ての国民が障害の有無によらず相互に人格と個性を尊重しあいながら共生する社会を実現するためには、この日常生活や社会生活における社会的障壁、これを取り除くことが重要である、このように認識いたします。そのために情報の取得の場面においても視覚障害を含め、様々な障害特性に応じた合理的配慮の提供、環境の整備、これらが進められる事が重要であると考えます。そして委員の方からもご指摘がありましたが、この視覚障害者の情報取得等については、例えば、一部の自治体において新型コロナワクチン接種券発送の際に音声コード付きの説明書を同封する、選挙の際の投票所入場券に音声コードを付与する等の取り組みがおこなわれていると承知しております。
ご指摘も踏まえ関係省庁や地方公共団体と連携のもと、音声コードの普及をはじめ、このアクセシビリティ向上にむけた施策、これを推進していく観点から、こうした先進的な事例、積極的な横展開するように努力していきたいと考えます。
塩田 博昭 参議院議員の質問の要約(一部抜粋)
ハザードマップのように命に係わる情報については視覚障害者も直ぐに情報が得られるように自治体に対して音声コード対応のマップ作成や、また音声版ハザードマップのような「耳で聴けるハザードマップ」の作成を推進すべきであるとの考えで、国交大臣の見解について質問をされました。
斉藤 国土交通大臣の答弁(全文)
災害時の円滑な避難のために、あらゆる人がハザードマップに記載された情報を把握できるようにしておきまして、一人一人が災害時に避難行動を予め確認することが重要です。国土交通省では、視覚障害者を含め、あらゆる人がハザードマップを理解できるよう有識者や視覚障害者で構成する検討会を設置いたしまして、その在り方について検討進めてまいりました。この検討を踏まえ各種災害リスク情報を国土交通省のウエブサイトでまとめて提供している重ねるハザードマップに音声読み上げソフトに対応した文字情報を追加するなど視覚障害者の方々を含めて誰もが理解できる改善を今年の出水期を目指して取り組んでいこうとしています。以上が国土交通省の取り組みですが、市町村対しましてもハザードマップのユニバーサルデザイン化を促すことであらゆる人の命を災害から守る取り組みを進めてまいりたいと決意しております。